COMMON TIME元町です。
12月18日は
ジラールペルゴ創業者一族の
フランソワ・ペルゴの命日でした。
フランソワ・ペルゴは
日本とスイスとの修好通商条約が
結ばれるよりも前の
1860年に横浜に到着した人物で
日本でスイス時計を普及させるために
12個のジラールペルゴ社製懐中時計を携えて
横浜で時計の輸入・販売会社を
設立しました。
当時の日本は
日の入りから日の出までを6等分
日の出から日の入りを6等分するシステムで
時間を計っていました。
この方法だと
季節によって時間が変化しますので
規則的に15日毎、年に24回調整しなくてはなりませんが
日の出とともに起き
日の入りと共に就寝する時代にはあっていました。
しかし このような状況下で
定時法の表記である
時計を販売することに
どれほどまでの困難があったでしょう。
1877年12月18日に
43歳で亡くなった
彼の亡骸は
横浜外国人墓地に埋葬されています。
現在発売中の
時計Beginに 彼の物語が掲載されていますが
昨年同様COMMON TIMEを含め
時計雑誌でおなじみの方々で
お墓参りをさせて頂きました。
読売新聞 朝日新聞の横浜版に取り上げられたように
今年は お墓の周りの掃除も行われ
以前よりだいぶ良くなっていますが
まだまだ整備が必要な状況です。
彼の生き方に敬意を払い
次の世代に語り継いでいくことが
横浜にある時計店の役割でないでしょうか。
本日は ここまで。