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クラシコ・イタリア

2006.09.19

皆さん、こんばんは。

さて、今回はメンズEXに載っていた残念な

記事について、お話します。

落合正勝さんが、亡くなってしまいました。

アパレル業界の方でしたら、誰でも知っている

方だとは思いますが、日本に初めてクラシコ・

イタリアなるものを紹介した方です。

メンズEXでも1ページの記事として、大きく

取り扱っています。

記事内にも書いてありますが、アルマー二や

ゼニアなどが全盛の時代に、本当のものづくり

とは何かを追求した「クラシコ・イタリア」を

世に知らしめたのは、落合さんの功績以外の

何者でもないようです。

そして、その落合さんと共に、クラシコ・イタリアを

盛り上げた方が、元町の信濃屋
の白井さんでは

ないでしょうか?(今は、白井さんは馬車道に

いらっしゃるようです)

その当時(10年位前)メンズEXの落合さんの

コラムを読み、また信濃屋の白井さんの話を聞き、

「クラシコ・イタリア」の面白さに触れたものです。

時計の機械式が盛り上がり始めたのも、ちょうど

この頃のことです。

そういう意味でも、世の中が本物を求めはじめた

10年間だったのでしょうね。

そして、97年にメンズEXの落合さんのコラムをまとめた

一冊の本が出ました。(もう10年も経ったのですね)

その名も「クラシコ・イアリア 礼讃」。

この本は、出てすぐに買おうと思っていたのですが、

その話をしたら、信濃屋の白井さんが私に

プレゼントしてくださいました。

なんでも、落合さんは、信濃屋さんに良く

いらっしゃっていたようで、白井さんとはコラムを書くに

あたっても、よくお話をしていたようなのです。

今では、当たり前になってしまった、スーパー120の糸

や本切羽、キスボタンなど・・・・・

その当時は面白くて面白くて、あまり買い物もしないのに、

(というか、高くてあまり買えませんでしたが・・・ 笑)

信濃屋さんに良くお邪魔していたのを、思い出します。

「本切羽 (袖口のボタンを外せるようにしてある)

をやっている人は、間違いなく落合さんの影響を

受けている!」とメンズEXにも書いてありますが、

実際、間違いありません。(笑)

そういった意味でも「信濃屋」さんも凄いショップです。

ジンターラ(ラッタンジ)やルチアノ・バルベラ、イザイヤ、

キトン(キートン)、ベルベスト、ボレッリなど、

の本物たちが、びっしり詰まったお店なのです。

しかも、そういったものに、さりげなく「SHINANOYA」

というネームが入っていて、ダブルネームになっていたりして・・・

(現在は、こういったものは、馬車道のショップにあると

思います)

最近では、セレクトショップが、カラチェ二のスーツ

をばらして研究をしたりしていて、袖の形がカラチェ二風に

曲がっていたりして、妙に感心することもありますが・・・

でもやはり、何かが違うのでしょうね。

(専門でない為に、よくわかりませんが、詳しい方が

いらしたら教えて下さい)

最近、馬車道に白井さんが移ってしまったので、

しばらく信濃屋さんを訪れていませんが、

機会があったら、今度皆さんにもご案内したいと思います。