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セザンヌ展@国立新美術館

2012.05.29

皆さん、こんばんは。

さてさて、宣言通りセザンヌ展を国立新美術館

に観に行ってきましたよ。(笑)

ウォッチ ホリック watch holic  

正直、今までセザンヌは興味のある画家では

ありませんでした。

なんとなく静物画や風景画を描くだけの人だと思って

いたからなのですが・・・・・

実際に観にいくといろんなことが判りますね。

まず驚いたのが、今までゆっくり観ていなかった
せいなのか、これだけ多くのセザンヌを一度に

観たことがなかったせいなのか、

生で観ると、記憶にあるセザンヌの絵に比べて、

何倍も力強いタッチで描かれているってこと。

そして、人物画にも凄く素敵な物があるということ
にも、ちょっと驚きました。

例によって、気になった絵を自分用のメモとして
残しておきます。

1、林間の空地

近くで見ていると凄く雑な絵に見えます。
でも、少し離れてみると、林の中の空間に陽が強く
差し込んで映し出された木々が見事に描かれています。

2、首吊りの家

何故この題名がついたかは不明ですが、第一回

「印象派展」に出品された絵だということや、色々な

画家の影響を受けているタッチなども、意味深い絵だと
感じました。

3、ベルビュから見たピロン・デュ・ロワ

セザンヌと言えば風景画ですが、私の想像している

セザンヌの風景画よりかなり力強く生き生きと
していて、とても印象深かった絵です。

4、マルヌの川岸

こちらは、静かさを感じる風景画です。
力強さというよりは、いわゆるセザンヌらしいタッチの

風景画なのでしょうね。

5、アンブワーズ・ヴェラールの肖像

セザンヌの肖像画ってあんまり印象にないのですが、
今回出品されていたいくつかの肖像画の中で、

ダントツに好きな作品でした。いわゆるセザンヌらしいタッチ
の絵で、しかも安心感のある絵です。

6、牛乳入れと果物のある静物

絵の題材といい、絵そのものとといい、最もセザンヌらしい

絵なのかもしれませんね。もうちょっと力を入れて描いた

静物画もたくさんありますが、このくらいゆるいものが、
らしくて好きです。

ご興味あるかたは、是非見に行ってみてくださいね~!!!