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ゼニス・パイロットウォッチの謎②

2011.05.07

皆さん、こんばんは。

さてさて、先日のゼニスのパイロットウォッチの

謎の第2弾です。

※読んでいない方は、

→ゼニス・パイロットウォッチの謎①へ

ゼニスのことを調べるなら、この↓↓↓

ゼニスブックのお出ましです。
ウォッチ ホリック watch holic  

昨年、ドイツで発売された英語版のものです。
ウォッチ ホリック watch holic  

前回、積算計の3、6、9分のラインが長い

理由をお話しましたが、管制塔への3分

ごとの報告って、いつ頃までしていたので

しょうか???

どうやらIBMからプログラム内臓のコンピューター

が発売された1952年までは

この3分、6分、9分の報告が全ての空港

で必要だったのでしょうね。

その後も世界的にこのコンピューターが

広がるまでは、3分報告はされ続けていた

と推測します。

このタイプのものが最初に製造

されたのが1930年頃なことを考えると、

きっと、国際ルールも20年代の後半頃

出来たのでしょうかね。

(これも勝手な推測です)

この3、6、9分のラインの長いモデルは、

1930年から68年頃まで、Cal.136、146、

156、166等として発売されています。

まず、1930年に発売されたCal.166は、

こんな感じです↓↓↓
ウォッチ ホリック watch holic  

1937年に発売のCal.136↓↓↓

ウォッチ ホリック watch holic  

いい感じのダイヤルの色ですね。

そして、1950年に発売されたCal.156↓↓↓

ウォッチ ホリック watch holic  

トリプルカレンダーのムーンフェイズです。

これ、めちゃめちゃ格好良いですね~!!!!

それから、これ↓↓↓も良い感じです。

ウォッチ ホリック watch holic  

同じく1950年頃に発売されたCal.143です。

お次は、1956年に発売されたCal.143-6。

ウォッチ ホリック watch holic  

タキメーターだけでなくテレメーターも付いて

いてこれまた渋いっすね~!!!!

この頃から、どやらインカブロックのショック

が入っているみたいです。

1960年頃のCal.146DP。

ウォッチ ホリック watch holic  

いや、いや、いや~!!!!

いいじゃないですか~!!!!

そして、これ↓↓↓やっばいっすね~!!!

ウォッチ ホリック watch holic  

欲しすぎます。(笑)

1965年頃のモデルで、Cal.3019です。

さてさて、1968年になってくると、にわかに

デザインが70年代風になってきますね↓↓

ウォッチ ホリック watch holic  

Cal.146HPです。

このあたりになってくるとスクリューバックを

採用して200M防水が可能になって

きています。

進化している様が良く判って面白い

ですね。

他にも、まだまだ興味深いモデルが

ゼニスブックには沢山載っていますが、、

この辺にしておきます。

以上、積算計の3、6、9分ラインの長い

モデルを紹介してみました。

そして、この後ゼニスの名機エル・プリメロに

移行して行くんですね~!!!!!