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フェルメールからのラブレター展@Bunnkamuraザ・ミュージアム

2012.02.26

皆さん、こんばんは。

さてさて3月の14日まで、Bunnkamuraザ・ミュージアム

で「フェルメールからのラブレター展」なるものが開催

されているのをご存知ですか???

私は、少し前に行ってきました~!!!

ウォッチ ホリック watch holic  

現存する作品が30数点しか確認されていない
フェルメールの作品が今回3点来てるとあっては、

是非とも見ておきたいところですね。

今回展示されたのは、以下の3点

1、手紙を読む青衣の女

2、手紙を書く女

3、手紙を書く女と召使い

実は、この3点それぞれ違う国の美術館の所有に

なっていて、アムステルダム国立美術館、
ワシントン・ナショナル・ギャラリー、

アイルランド・ナショナル・ギャラリー、それぞれの

協力を得て実現した展覧会なのだそうです。

凄いですね~。

そして、今回の一番の見どころは修復後初めて

公開される「手紙を読む青衣の女」であることは、

間違いないでしょうね。

何と、本家のオランダに先駆けて日本で公開された

というから驚きです。

今回施された修復は、表面の黄ばんでしまったニスを

取り除くクリーニングだったそうですが、

修復後の絵を見て正直違和感を感じてしまったのは
私だけでしょうか???

フェルメール・ブルーと呼ばれる青衣の色ばかりが

主張して、顔の色が不自然に沈んでいるように思えて

なりません。

今回の展覧会のすべての絵のコンディション管理をしている

岩井希久子さんは、「修復」には、ただ単に修復をすればいい

というだけでなく、「今やるべき修復」かどうか見極めることも

大切だと話しています。

今の技術で修復して大丈夫か?

未来の技術に委ねた方が良いのか???

そうしないと、修復しすぎてしまうことも
あるそうです。

なるほど・・・・・・

今回の修復が「今やるべき修復」であったと

信じたいところです。

って、素人が何抜かしてんじゃい、ボケ~!!!!(笑)

そうですよね~!!!!

プロの方が熟考してだした結論ですからね!!!

たんなる素人の単純な感想なので、

ご勘弁ください。

さて、毎回フェルメール展を見ていると、

17世紀のオランダ絵画が一緒に展示されて

いることが多いことに気がつきます。

今回もそうなのですが、この時代の絵画は

ディテール重視なものが多く、全体の空間の

位置関係に不自然さを感じるものが多く見受け

られます。
(私の気のせいかもしれないけど・・・笑)

こういった全体の空間の違和感とディテールの
懲り具合が同じ絵の中に存在しているので、

両方を意識して観て回っていると、とっても面白いと

感じます。

「うお~、この顔のシワどうやって書いているんだ???」

と妙に絵に近づいてみたり。

「ん???何で、このテーブルの面にこうい向きにモノが

乗っかてんだろう?」

と、絵からやたら離れてみたり。

みたいな・・・(笑)

でも、フェルメールの絵を見ていて毎回感心するのが、

そういった空間の違和感を感じないというところですね。

これは、レンブラントの絵にも同じようなことが、

言えると思います。

背景のディテールより、全体感を大事にしている

からなのでしょうか???

こういうことを考えて絵を見ていると、

すごく面白いのです。

以上、素人ならではの楽しみかたでした。(笑)

ちなみに、これまでに私が見たフェルメール作品は、

11点・・・・

あと、20数点です。

生きているうちに、全ての作品が見られるといいな。

過去ブログ↓↓↓
→フェルメール展@東京都美術館

→フェルメールとオランダ・フランドル絵画展@Bunkamuraザ・ミュージアム