皆さん、こんばんは。
さてさて3月の14日まで、Bunnkamuraザ・ミュージアム
で「フェルメールからのラブレター展」なるものが開催
されているのをご存知ですか???
私は、少し前に行ってきました~!!!
現存する作品が30数点しか確認されていない
フェルメールの作品が今回3点来てるとあっては、
是非とも見ておきたいところですね。
今回展示されたのは、以下の3点
1、手紙を読む青衣の女
2、手紙を書く女
3、手紙を書く女と召使い
実は、この3点それぞれ違う国の美術館の所有に
なっていて、アムステルダム国立美術館、
ワシントン・ナショナル・ギャラリー、
アイルランド・ナショナル・ギャラリー、それぞれの
協力を得て実現した展覧会なのだそうです。
凄いですね~。
そして、今回の一番の見どころは修復後初めて
公開される「手紙を読む青衣の女」であることは、
間違いないでしょうね。
何と、本家のオランダに先駆けて日本で公開された
というから驚きです。
今回施された修復は、表面の黄ばんでしまったニスを
取り除くクリーニングだったそうですが、
修復後の絵を見て正直違和感を感じてしまったのは
私だけでしょうか???
フェルメール・ブルーと呼ばれる青衣の色ばかりが
主張して、顔の色が不自然に沈んでいるように思えて
なりません。
今回の展覧会のすべての絵のコンディション管理をしている
岩井希久子さんは、「修復」には、ただ単に修復をすればいい
というだけでなく、「今やるべき修復」かどうか見極めることも
大切だと話しています。
今の技術で修復して大丈夫か?
未来の技術に委ねた方が良いのか???
そうしないと、修復しすぎてしまうことも
あるそうです。
なるほど・・・・・・
今回の修復が「今やるべき修復」であったと
信じたいところです。
って、素人が何抜かしてんじゃい、ボケ~!!!!(笑)
そうですよね~!!!!
プロの方が熟考してだした結論ですからね!!!
たんなる素人の単純な感想なので、
ご勘弁ください。
さて、毎回フェルメール展を見ていると、
17世紀のオランダ絵画が一緒に展示されて
いることが多いことに気がつきます。
今回もそうなのですが、この時代の絵画は
ディテール重視なものが多く、全体の空間の
位置関係に不自然さを感じるものが多く見受け
られます。
(私の気のせいかもしれないけど・・・笑)
こういった全体の空間の違和感とディテールの
懲り具合が同じ絵の中に存在しているので、
両方を意識して観て回っていると、とっても面白いと
感じます。
「うお~、この顔のシワどうやって書いているんだ???」
と妙に絵に近づいてみたり。
「ん???何で、このテーブルの面にこうい向きにモノが
乗っかてんだろう?」
と、絵からやたら離れてみたり。
みたいな・・・(笑)
でも、フェルメールの絵を見ていて毎回感心するのが、
そういった空間の違和感を感じないというところですね。
これは、レンブラントの絵にも同じようなことが、
言えると思います。
背景のディテールより、全体感を大事にしている
からなのでしょうか???
こういうことを考えて絵を見ていると、
すごく面白いのです。
以上、素人ならではの楽しみかたでした。(笑)
ちなみに、これまでに私が見たフェルメール作品は、
11点・・・・
あと、20数点です。
生きているうちに、全ての作品が見られるといいな。
過去ブログ↓↓↓
→フェルメール展@東京都美術館