皆さん、こんばんは。
さてさて、ブライトリングのクロノメトリーの紹介
今日もファクトリーの紹介なので、
撮影禁止のために内部の写真はありません。
でも、寂しいので適当な写真を載せておきました。(笑)
さて、何を話しましょうか????
いろいろと細かい話をしていると
話があまりにも進まないことが判明したので、
今日は、ブライトリングのファクトリー全体の
考え方を話したいと思います。
たとえば、ECOについて。
色々なファクトリーを見ていると
ケースを削るのに大量の油を使いながら
削っているのを目にします。
しかし、ブライトリングではドライ製法といって
オイルを使わないでケースを削る方法を
とっているのです。
オイルを使ったほうが簡単に削れる
のにです。
これは、ファクトリーから余計な油を放出しない
というのが目的のようです。
そして、このドライ製法のスイス製の機械は
1000分の1mmまでコントーロール
しているのですね。
それから、メンテナンスのスピード化を考えて、
セルフアジャスタ装置という特許を取った
クロノモジュールの止め方をしています。
なんと、この方法でたった4つのネジで
モジュールが外れるのだそうですよ~。
う~ん。
どんな仕組みなのかめちゃめちゃ気になりますね。
でも、教えてくれません。(笑)
また、パワーリザーブ部分に関しては
7mmで70時間を可能なようにしているのだそうですよ。
実はこれは、前シュナイダー社長(現社長のお父様)
の指示で実現したというのも興味深いですね。
ま、もっとも他のブランドのものが、
何ミリで実現しているか良く知らないので
比較はできないのですが、社長自ら
指示をだしていることを考えると
きっと、すごいのでしょうね(笑)。
組立に使うシステムに血液検査で使うシステム
を導入うしている理由も、絶対に間違いを
起こさないためのものだそうですが、
こういった医療関係の手法を多く取り入れているのも、
ブライトリングならではの考え方ですね。
こうして見ると、スイスの機械式時計=職人が細々と
組み上げている工房という感じの昔ながらの印象とは、
全く違った側面をブライトリング社は持っていことが
良く解ります。
とにかく長く使ってもらうために、
時計業界の古い風習にとらわれていない
というのが、とても印象的です。
ここまでこだわる理由は、
ムーブメントのベースをしっかり作っておけば、
あとは劣化するのはオイルだけだという
強い信念を持っていいるからなのですよ。
あとは、オーバーホールを定期的にすれば
100年は精度を保てるという考え方なのですね。
いやいやいや~!!!!
素晴らしいですね~!!!!
また、操作性についても徹底的に
こだわっています。
例えば、クロノグラフのプッシュボタン。
これが、どれくらいの力で押すのが
操作性が良いかということを、
マイクロニュートン単位でコンピューターで
検証しているというから、これまた驚きですね。
また、眠くなってきたので、
今日はこのへんで勘弁してください。(笑)
さて、次回はいよいよブライトリングの頭脳、
グレンヘンの本社工場のレポートを
お届けします。