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ブライトリング・ファクトリーツアー2010③

2011.09.26

皆さん、こんばんは。

さてさて、ブライトリングのクロノメトリーの紹介

の続きです。
ウォッチ ホリック watch holic  

今日もファクトリーの紹介なので、

撮影禁止のために内部の写真はありません。

でも、寂しいので適当な写真を載せておきました。(笑)

さて、何を話しましょうか????

いろいろと細かい話をしていると

話があまりにも進まないことが判明したので、

今日は、ブライトリングのファクトリー全体の

考え方を話したいと思います。

たとえば、ECOについて。

色々なファクトリーを見ていると
ケースを削るのに大量の油を使いながら
削っているのを目にします。

しかし、ブライトリングではドライ製法といって

オイルを使わないでケースを削る方法を

とっているのです。

オイルを使ったほうが簡単に削れる

のにです。

これは、ファクトリーから余計な油を放出しない

というのが目的のようです。

そして、このドライ製法のスイス製の機械は

1000分の1mmまでコントーロール

しているのですね。

それから、メンテナンスのスピード化を考えて、

セルフアジャスタ装置という特許を取った

クロノモジュールの止め方をしています。

なんと、この方法でたった4つのネジで

モジュールが外れるのだそうですよ~。

う~ん。

どんな仕組みなのかめちゃめちゃ気になりますね。

でも、教えてくれません。(笑)

また、パワーリザーブ部分に関しては

7mmで70時間を可能なようにしているのだそうですよ。

実はこれは、前シュナイダー社長(現社長のお父様)

の指示で実現したというのも興味深いですね。

ま、もっとも他のブランドのものが、

何ミリで実現しているか良く知らないので

比較はできないのですが、社長自ら

指示をだしていることを考えると

きっと、すごいのでしょうね(笑)。

組立に使うシステムに血液検査で使うシステム

を導入うしている理由も、絶対に間違いを

起こさないためのものだそうですが、

こういった医療関係の手法を多く取り入れているのも、

ブライトリングならではの考え方ですね。

こうして見ると、スイスの機械式時計=職人が細々と

組み上げている工房という感じの昔ながらの印象とは、

全く違った側面をブライトリング社は持っていことが

良く解ります。

とにかく長く使ってもらうために、

時計業界の古い風習にとらわれていない

というのが、とても印象的です。

ここまでこだわる理由は、

ムーブメントのベースをしっかり作っておけば、

あとは劣化するのはオイルだけだという

強い信念を持っていいるからなのですよ。

あとは、オーバーホールを定期的にすれば

100年は精度を保てるという考え方なのですね。

いやいやいや~!!!!

素晴らしいですね~!!!!

また、操作性についても徹底的に

こだわっています。

例えば、クロノグラフのプッシュボタン。

これが、どれくらいの力で押すのが

操作性が良いかということを、

マイクロニュートン単位でコンピューターで

検証しているというから、これまた驚きですね。

また、眠くなってきたので、

今日はこのへんで勘弁してください。(笑)

さて、次回はいよいよブライトリングの頭脳、

グレンヘンの本社工場のレポートを

お届けします。