ブランド戦争

2007.01.29

みなさん、こんばんは。

昨日ちょっと書きましたが

IWC、ジャガー・ルクルト、ランゲ&ゾーネを

LVMH(ルイ・ヴィトングループ)と

リシュモングループ(カルティエグループ)が

グループ傘下にするために躍起になっていた

という話。

詳しく知りたい方は、この本↓を読んでみては、

いかがでしょうか????

「高級ブランド戦争~ヴィトンとグッチの

華麗なる戦い」というものです。

面白そうでしょ????

発売当時は、まさに生々しい感じがして、

携わっている身としては、どうなのよ????

なんて思う部分も多かったのですが、

今や過去の歴史本を読むような感じで読めるので、

不思議です。

目次の面白そうなところだけピックアップしてみます。

1、グッチの倒産を救った男

17、無敵のエルメス

19、プラダがジルサンダーを踏み潰す

22、急成長の罠にはまるルイ・ヴィトン

52、ジョルジオ・アルマーニの大いなる秘密

それから、時計業界ネタだとこんな感じです。

57、スイス時計業界は、包囲されている

58、ジャガー・ルクルト買収の裏工作

59、ムーブメントの部品製造を独占するスウォッチ

60、ロレックス時計製造の仮面の裏で

なんて感じです。

誤解しないでいただきたいのは、この本の発売当時は、

ブランドの買収合戦が真っ只中で、

ブランドビジネスが、大きく変わろうとしていた

時期に発売されているということです。

よって、当時の問題点や、その後に大きな問題になるかも

知れない要素などが盛り込まれていますし、

また、その不安をあおるような部分も多い気がします。

時計業界に限って言えば、環境そのものが、かなり

今と違っているということを頭に入れて読んでいただきたい

と思います。

ま、一種の読み物として面白いし、

先ほども言ったように、歴史本のように捕らえて

いただければ、良いのではないでしょうか。

当時問題になると思われていた要素の多くが、

現在大きな問題を引き起こすような状況に

ないことは、なんとなくご理解いただけると

思うのですが・・・・