皆さん、こんばんは。
さてさて、一昨日、日本ロレックスの
メンテナンス部門の方が当社にいらっしゃって、
ゆっくりお話しをするという機会がに恵まれました。
そして、最近のロレックスの修理状況
について、色々と教えていただきました。
その中で、皆さんにもお知らせした
方が良いだろうという話がありましたので、
ここで紹介させていただきますね。
まず、皆さんは並行輸入という存在を
ご存知でしょうか????
ま、時計好きのみなさんには、今更
説明する必要もないでしょうが、
一応簡単に説明させていただきますね。
並行輸入というのは、ロレックスの場合で
いえば、日本ロレックスを通さずに、
日本に入ってきたものを指します。
当然、その性質上、日本ロレックスが、
商品の責任を持つということは、
有り得ないものなのですが・・・
そんな並行輸入品を扱うショップで
お買い求めをして、修理だけを
日本ロレックスのサービスセンター
に出すというお客様が多いのは、
実は今に始まった事ではありません。
やはり、日本ロレックスにメンテナンスを任せる
という方が、安心感が高いと思う方が多いのは
自然のことなのだと思います。
むしろ、何処でお買いになったロレックスでも、
日本ロレックスにメンテナンスを任せる
べきだといっても過言ではないですね。
さて、最近そういった並行輸入を扱っている
ショップで買ったお客さまの商品が、
日本ロレックスのサービス部門に持ち込まれて、
色々と問題が発覚するというケースが、
増えて来ているそうです。
ちょっと聞き捨てなりませんね。
実は、初めてのオーバーホールや、
修理のはずなのに、裏蓋を開けてみると
既に中をいじった形跡があるものが、
急増しているということなのです。
しかも、そういったものの多くが、
結構有名な並行輸入ショップで
購入された商品だというから、驚きです。
もちろん、全ての並行輸入ショップ
の商品がそういったものだと言うわけでは
ありませんが・・・
そして、更に問題なのは、ムーブメントの
パーツがロレックスのパーツ以外のものを
使っているという、とんでもないものまで、
出て来ているということなのです。
これって、凄く問題ですよね。
だって、新品だと思って買った商品が、
メンテナンスに出したらパーツが違うってことは、
実際には中古品であったということですから・・・
当然、日本ロレックスではロレックス以外で
手を加えられたものは、保証の対象にはなりませんし、
ましてやパーツが違っている悪質なものは、
社外品(偽もの)という扱いで、ロレックスの商品とは
認めていないのですね。
更に、最近非常に多いものは、
ケースの個別番号とムーブメントの個別番号が、
まったく合わないというものが、急増している
ということなのです。
(これも、新品で買っていたら、
有り得ないことないことだと思うのですが・・・)
いずれにせよ、新品で買って初めての
修理やオーバーホールのはずなのに、
既に何処かで、裏蓋が開けられている
っていうのは、大きな問題であるというのが、
日本ロレックスの見解のようです。
そして、日本ロレックスでは、
こういった現状を重く見て、今回はっきりと
上記のような悪質な問題が急増している
ということを公表し、正規店(特にコンセプトショップ)
を通じてお客様への注意を促すよう務めて
いくことにしたという訳なのですね。