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君は、IWCの”中村とめ”を知っているか?

2007.02.02

皆さん、こんばんは。

さて、今日は、”中村とめ”さんについて、

お話します。

この名前を聞いて、ぴんと来た方は、

かなりの時計通ですね。

いや、この名前は、業界の人ぐらいにしか

知られていないと思います。

それくらい、知る人ぞ知る・・・なのです。

ずいぶんと昔、フェルメール
展が日本で

行われたときに、使われていたコピーが、

確か「君は、フェルメールを見たか?」

みたいなものでしたが、

気持ち的には、近いニュアンスです(笑)。

私が、”中村とめ”さんに初めてお目に

かかったのは、たしか、

2004年の4月
です。

場所は、IWCのファクトリー↓でした。

IWCというブランドは、スイスの中でも、

その歴史に少し特徴のある会社なのですが、

それと”中村とめ”さんとは、なんら関係が

ありません。(笑)

でも、せっかくなので、少しお話させてください。

IWCの本社は、シャフハウゼンという

スイスの中でもドイツ語圏にあります。

多くの時計ブランドは、ジュネーブやジュネーブ

に近いフランス語圏にあることが多いので、

独特の立地であることがわかりますね。

(詳しくは、こちら
をご覧下さい。)

そして、このことがジュネーブ系がムーブメント

やパーツを共有していく中で、IWCだけが

独自のムーブメントや考え方で評価を

得ていくきっかけにもなっているのです。

ぺラトンなども、そういった背景から

生まれたのですね。

さてさて、長くなるといけないので、

話を元に戻します。

IWCのファクトリーで、私は、多くのことに

感動し、そしてIWCに勤めている多くの

スタッフに親しみを覚えました。

中でもトゥールビヨンの製作現場↑や

ミニッツリピーターの製作現場を見られたことは、

とても大きな意味がありました。

またIWCの検査体制も、とても興味深く、

改めてIWCの凄さを実感したものに

なりました。

(詳しくは、↑の「2004年の4月」を

クリックしてください)

そんな中、もうひとつ別の意味で印象に

残ったのが、IWCのファクトリーで働く

”中村とめ”さんです。

彼女の仕事は、ケースを削ることです。

ケースまで、自社生産するIWCならではの

仕事ですよね。

そして、彼女は、IWCの中でも非常に

評判が良く、時計業界における日本の

誇りといっても過言ではありません。

今でもいるかなーーー、”中村とめ”さん。

会いたいな~。

実は、この「中村とめ」さんは、

ケースを削る工作機械のニックネーム

なのですよーーーーーーー(笑)。

驚きですね~!!!!

IWCの場合、ほとんどの工作機械は、

ドイツのものを使っているようですが、

何故かそれらに混じって、

この日本製の”とめ”さんが働いて

いるのです。

IWCのスタッフいわく

「ドイツのものより、良く働くよ!!!」

と・・・・(笑)。

がんばれーーーー、「中村とめ」さん!!!!(笑)

最後にIWCについての重大なニュースがあります。

5月1日(2007年)から値上げ

だそうです。

えーーーーー!!!!!!!

欲しいモデルがある方は、出来るだけ、

早めにご検討くださいね。

(直前になるといつも品切れが続出しますので)