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時計産業白書2009年版

2009.12.07

皆さん、こんばんは。

さて、今日は矢野経済研究所が発行している

時計産業白書2009年版の中から

面白そうな内容を抜粋してお知らせしますね。

まず、日本国内においてのウォッチ全体の

小売市場規模は、2006年の6376億円を

ピークに、2007年の6259億円、

2008年の5700億円と急激に縮小して

いることが、解ります。

そして、この5700億円のうちの78%が、

インポートウォッチで、そのうちの85%が、

スイスを中心とした欧米からの高級機械式

時計がしめているというから、驚きですね。

さて、この欧米インポートウォッチの推移も

2006年の4561億円(前年比114.4%)

をピークに2007年の4295億円(前年比94.2

%)2008年の3780億円(前年比88.0%)

と、国内全体に合わせるように急激に

縮小しているのですね。

これだけ見ていると、時計業界は大丈夫か???

と疑問に思う方も多いかも知れませんね。

結論からいうと、大丈夫です。(笑)

では、何故大丈夫なのでしょうか???

実は、こういったスイス時計を中心とした

インポートウォッチが落ち込んでいる中、

COMMON TIMEやCHARMYが扱っている

ブランドの落ち込みは、殆んどないからに

他なりません。

例えば、オメガを扱っているSWATCHグループ

のウォッチ&ジュエリー部門全体の売り上げは、

以下の通りです。

2006年  3912百万ユーロ

2007年  4710百万ユーロ

2008年  4796百万ユーロ

となっています。

カルティエやIWC、パネライ、ジャガー・ルクルト

等を扱っているリシュモングループのスペシャリスト

ウォッチメーカー部門の売り上げは、

2006年  1203百万ユーロ

2007年  1378百万ユーロ

2008年  1437百万ユーロ

と、こちらも時計全体の落ち込みとは別の

動きをしているのが解りますね。

更に、タグ・ホイヤーやゼニスを持っている

LVMHグループのウォッチ&ジュエリー部門

の推移は

2006年  737百万ユーロ

2007年  833百万ユーロ

2008年  879百万ユーロ

とこれも、落ち込んでいないんですよ。

なるほど・・・・・

高級機械式時計は全体で落ち込んでいても、

ブランドによっては、伸びているということが、

良く解りますね。

それから、これは皆さん興味があるでしょうから、

2008年の日本国内におけるブランド別

ランキングなるものが、発表されていますので、

簡単にお知らせしておきましょうね。

1位   ロレックス      535億円

2位   オメガ        190億円

3位   カルティエ      140億円

4位   タグ・ホイヤー     85億円

5位   フランク・ミューラー 81億円

6位   ブルガリ        80億円

7位   グッチ          60億円

8位   IWC           58億円

9位   パネライ        55億円

10位  ブライトリング     54.5億円

となっています。

実に多くのスイスの高級機械式時計の

ブランドが入っていることが解ります。

しかし、浮かれてばかりはいられませんね。

これは、2008年までの動向なのですから・・・

そして、今年は更にブランドビジネスとっては、

厳しい世の中になってきているというのは、

百貨店の売り上げ動向などからも、

うかがい知ることが出来ると思います。

そんな中、昨年以上にブランドの好不調が、

はっきりしてきているのが、今年の傾向

なのですよ。

COMMON TIMEでも100年に一度の不景気

なんて、まったく関係がない、絶好調なブランドが、

いくつかありますので、紹介したいと

思います。

→こちらのブログへつづく