海洋時計物語①

2009.08.24

皆さん、こばんは。

さてさて、先日TVKで放送された

海洋時計物語の内容をちょっと紹介しますね。

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まず、最初のタイトルは、松山猛さん自ら

書いてくださった「海洋時計物語」文字です。

そして、ここでは、エッセイストと紹介されて

いますが、実は時計王でもある松山猛さんの

登場です。↓↓↓

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まず、船舶時計マリンクロノメーターとは

どんなものなのかの説明と、どれだけ正確

でないといけなかったの話をしてくださいました。

1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見

した以降、大航海時代が幕を開けます。

その結果15世紀末~17世紀前半にかけての

大航海時代に、多くの船が事故に合い

多くの人の命が奪われるという新たな

問題を引き起こすことになったのです。

当時、↓↓↓こういった六分儀というものを使い、

太陽の位置や北極星の位置から、緯度を

割り出し、船の居場所を特定するという

天文航法を用いていたといいます。

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しかし、マリンクロノメーターが出来るまでは、

先ほども述べたように、船舶事故が多発して

いたのですね。

何故でしょう???

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実は、正確に動く時計がないと、緯度は

解っても経度が解らなかったのです。

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そして、時計の存在は経度の計測には、

欠かせないものなのです。

時刻の誤差が、1分あると28kmもの

位置の誤差になってしまうというから、

恐ろしい限りです。

電車に乗り遅れてしまうとかっていう、

レベルとは、次元が違いますね。(笑)

そんな訳で、船舶の正確な場所を把握

するには、正確に動く時計が必要に

なってくるのです。

そして、正確な時計の存在抜きには、

海難事故を防ぐことや、その事故によって

命を落とす人々を減らすことは、

出来なかったのです。

当時、正確な時計の開発の為に、2万ポンド

という莫大な懸賞金がかけられたのも、

うなずけますね。

さて、そんな船舶時計で有名なのが、

1846年にスイスのル・ロックルで創業した

ユリス・ナルダン社です。

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50カ国以上の海軍に納品しているという

実績も、マリンクロノメーターと言えば

ユリス・ナルダンだと言われる理由のひとつ

です。

ちなみに、日本海軍もユリス・ナルダン社の

マリンクロノメーターを採用していたというのも、

この番組を見ると解りますね。

さて、この後、横浜とユリス・ナルダン社を

つなぐ意外な秘密がわかります。(笑)

その、案内人として私が登場してしまうの

が、ちょっと恥ずかしいです。

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→海洋時計物語②へつづく


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