皆さん、こんばんは。
さてさて、昨日は久しぶりに結婚式に
出ることになりました。
夜の会なので、本当はタキシードで出席
するのが、筋なのでしょうが・・・・
最近は、バーゼルやジュネーブでのブランドの
パーティーでもドレスコードがダウン
してきていて、ゆる~感じが、
世界的なトレンドになっています。
そんな事が影響してかどうかは別にして、
日本でもタキシードを着ることが、
ほとんどなくなってしまっています。
だからといって、普通のダークスーツで
行くのもちょっと考えてしまいますので、
ほんの少しフォーマル感を出すように、
心がけています。
まず、ワイシャツです。
こういったときは、当然白いワイシャツを
着て行くことが多くなります。
でも、こいった何でもない白いワイシャツこそ
少しこだわったものを選ぶようにしています。
そこで、選ぶのが、フライ(※1)やボレッリ(※2)
ダブルカフスの白いワイシャツは、
きちんとした席以外には、最近はほとんど
着ることもなくなってしまいまったのが、
ちょっと残念ですね。
今回は、フライとバーニーズニューヨークの
ダブルネームになっているものを着ることに
しました。
そして、ブラックスーツも、通常のスーツと
違い、フォーマル感を出すためにノーベント(※3)
のもので、ほんの少しだけ丈を長めにしています。
(通常のスーツは、全てサイドベンツのものを
着ています。)
当然、ウエストをぐっと絞り、オヤジ体型に
パンツの裾もフォーマル感を出すために、
シングルにし、裾幅も20cmと通常より、
5mmほど太くし、モードっぽくならないように、
注意しています。
(ほとんど変わらないっていや~変わらないん
ですがね)
こういうスーツは、生地も出来るだけ良いものを
このブラックスーツは、ロロ・ピアナ(※4)の
スーパー120(※5)の生地のものです。
スーパー120や150の細い糸のものは、
軽くて、しなやかで、そして何より着心地の
良いのが◎なのです。
アパレル業界の方には、
今更語る必要もないですが・・・・(笑)
以前は、このしなやかさにやられて、
通常のスーツでもスーパー150のもの
なども選んだりしてた事もありましたが、
生地がデリケートすぎる分、ビジネスで
ガンガン使うには、耐え切れないということに、
数年前に、気がついてしまいました(笑)
さてさて、タキシードではなくても、夜の
あまり派手にならないように、テレビホールド
(※5)をちょっとラフにした感じで挿しています。
それから、フォーマル感を出すためには、
ベストも欠かせませんね。
今回は、細かい千鳥格子模様のグレイの
ものにしました。
題名を、「結婚式に着ける時計」なんて
したのに、まだ時計の話にならないのか!!!!
と、ちょっとイライラ気味の時計ファンの方・・・・
すみません。
もうちょっと、お待ちください。
次回につづく・・・・(笑)
(※1)フライ=イタリア北部のボローニャで創業した
シャツ屋さん
(※2)ボレッリ=イタリアのナポリで1957年に創業した
シャツ屋さん
(※3)ノーベント=ジャケットの背中側の裾の切れ目がないものを
こう呼びます。センターに切れ目があるものを
センターベント、両サイドに切れ目があるものを
サイドベンツと言います。乗馬用などに、スーツに
皺が寄らないようにこういった切れ目が入って
いますので、フォーマルではノーベントになります。
(※4)ロロ・ピアーナ=19世紀初頭にイタリアで創業した最高級の
カシミヤやウールを扱う生地メーカー
(※5)テレビホールド=ポケットチーフをあまり派手にならないように
挿す方法。ニュースキャスターなどがテレビに
映るときに、この挿し方をします。
(※5)スーパー120=羊毛の毛の細さを表す数字で、
細ければ細いほど、数字が大きくなり、
そして、値段が高くなります。