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金(Gold )の価値について②

2009.06.17

皆さん、こんばんは。

さてさて、先日から始まった金について

の続きです。

(カネの話ではありませんよ。笑)

→読んでいない方は

「金の価値について①」
からお読みください。

前回は、金の価格推移と希少性について

お話ししましたが、今日はジュエリー業界

での金の使われ方について少しお話し

したいと思います。

先ず、皆さんは何故金の純度が、

24分率で表されるのかを

ご存知でしょうか????

その前に、24分率って何???

って方も多いでしょうか?

要は、金の含有率を24分のいくつ

で表すのですね。

純度が50%だと12金ってこと

です。

つまり、なんの混ざり気もない、

純金のことを、24金(K)と呼ぶのが

24分率というものなのです。

しかし、プラチナやシルバーでは、

1000分率でPt900とか、SV925とか

表しているのに比べると、この金の24分率

という純度表示には、おおいに違和感が

ありますよね。

実は、シルバーやプラチナに比べて

金の歴史はダントツに古いのです。

そして、12の倍数というのが、

古い時代から良く使われている数字

なのですね。

1年が12ヶ月だったり、1日が24時間

だったり・・・・・

さて、一般に金製品といったら、

圧倒的に、18金が使われている

というのが、世界的な常識です。

つまり、24分の18が金で残りは

混ぜ物がしてあるわけです。

これは、柔らかすぎるという純金の欠点を

補うために、硬くなる物質を混ぜて

製品化しているためなのです。

さて、ここで最近日本のジュエリー業界

で起きている、ちょっと不思議なお話しを

したいと思います。

先ほど、金製品といったら世界的には、

18K(金)が常識だという風に言いましたが、

ここ日本においては、この常識が当てはまらなく

なって来ているから、ちょっと不思議なように

思います。

たとえば、10K(金)・・・・

それから、ひどい場合だと5K。

要は、金の純度を落として、価格を安く

見せる商品を、実に多くの有名店が手がけて

いるのですから、驚きなのです。

よーーーーーーく、考えてみていただきたい

のですが、10Kといったら、金の純度は

50%に満たないわけです。

(正確には、金の含有率は41.6%)

それなのに、金と名前を付けて売るっていうのは、

どうも私個人的には、違和感を感じるざるを

得ないのですが、どうなのでしょうか???

ヨーロッパなどでも、金の含有率を

落としたものはありますが、

やはり、金が半分以上入っている、

14金というのが、常識的なようです。

先日お話ししたステンレスの話でも、

スーパーステンレスの鉄の比率が

スチールと呼ぶには、限界までに少ない

という話をしましが、金の場合は、半分以下

でも、金と呼んでしまっているから、

やはり不思議なのですね。

そんな訳で、前回お話した金の希少性を

考えていただければ、価格が多少高くても

金の純度が高いものをお買い求めに

なった方がコストパフォーマンス

が良いのでは、と思ってしまいます。

あ、ちなみに「CHARMY」のジュエリーは、

金といったら18金以外には使っていません

ので、ご安心くださいね。(笑)


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