• TOP
  • BLOG
  • IWCの三人の偉人達

IWCの三人の偉人達

2006.05.18

皆さん、こんにちは。

さて、今回はちょっとIWCの偉人達について

お話したいと思います。

IWCの偉人と聞いて、私がまず最初に

思い浮かぶのは、クルト・クラウス氏なのですが、

皆さんはいかがですか?

突然、こんな事を聞かれても、よっぽどの

マニアでもないかぎり、答えられる方って、

いないでしょうね。(笑)

しかも、「クルト・クラウスって誰よ?」

って言うのが、一般的には正解です。(笑)

クルト・クラウスさんは、「IWCの頭脳」と

呼ばれていて、IWCの顔とも言われている

ダヴィンチの永久カレンダーを考え出した

方なのですよ。

実は、何年か前にCOMMON TIME元町の

イベントにいらして頂いて、この永久カレンダー

の仕組みについて、語ってくださっても

いるのです。

今更ながら、良く来てくださったな~と、

感激します。

このイベントは、言うまでもなくIWCファンには

たまらないものになりました。

(当社ホームページのイベントコーナーに

そのときの写真が載っています。)

実は、このクラウスさんが考えたIWCの

永久カレンダーには、他社の永久カレンダーに比べて、

圧倒的に凄い所が、あるのをご存知ですか???

何と!!!!

カレンダーに西暦の4桁表示を

してしまった初めての時計なのですね。

ということは、カレンダーの表示が一度たりとも、

同じにならないという画期的な時計が、

出来上がってしまったわけなのです。

すっごいですね~!!!!!!!!

そして、更に、この時計のもう1つの魅力は、

100年に一度しか動かないパーツが、

時計の中に存在するということです。

どうですか??????

想像するだけで、興奮しませんんか????

次にそのパーツが動くのは、西暦2100年ですので、

果たしてその瞬間を見る事が出来るかどうか・・・・

って絶対無理ですね。(笑)

(西暦の100の位以上を動かす仕組みの

パーツが、それに当たります。)

さて、話をIWCの残り二人の偉人の方へ

移して行きたいと思いますが、残りの

名前が直ぐに浮かぶ方は、

もうI立派なWC博士の認定です!(笑)

一人は、アルベール・ペラトン氏でもう一人が

最も重要なフロレンタイン・A・ジョーンズ氏です。

アルベール・ペラトン氏は、ご想像の通り

IWCの自動巻きの両方向巻上げ(ぺラトン式)

を開発した人です。

クラウスさんは、実は、ペラトン氏の下で働いていた

事もあったそうですよ。

ハートカムを使った、両方向巻上げの仕組みは、

自動巻きの巻上げ効率を圧倒的に高めました。

代表作には、ビッグパイロットやポルトギーゼの

7デイズ↓↓↓等が有ります。

人気の7日間リザーブ(7デイズ)です。

ロングリザーブの便利さは、使ってみる

と痛感しますよ。

シースルーバックからは、ペラトン式自動巻き

のムーブメントも見る事が出来ます。

ペラトンの仕組みが知りたい方は、ショップ

スタッフにお尋ねくださいね。

多分、模型↑を使って説明が出来ると思います。

そして最後に一番偉大なのが、IWCの創業者である

ジョーンズ氏な事は、言うまでもありませんね。

今でも、IWCの最初のムーブメントである

キャリバー・ジョーンズを捜し求めるコレクターが

沢山いるほどですので、多くを語る必要も

ないかもしれません。

そして、驚く事にこのキャリバー・ジョーンズは、

コレクターから現在でもIWCに修理に持ち

込まれているのですよ。

凄いですね。

オールド・ムーブメントのパーツを、

湿度と温度を管理した倉庫で保管をしている

IWCならではです。

かくいう私も、キャリバー・ジョーンズを手に

入れたかったものの一人です。(笑)

しかし、このキャリバー・ジョーンズ

(最近は、ジョーンズ・キャリバーと

呼ぶみたいですが・・・・)を

最高の状態で手に入れる事が可能に

なっている事を、皆さんはご存知でしょうか?

実は、昨年のジュネーブサロンで、限定で

発売されたF・Aジョーンズというモデルが

あります。↓↓↓(既に完売)

3000本限定で、111万3000円です。

すっごくシンプルなポルトギーゼで

好感が持てますね。

エナメルの文字盤というのも実に渋いです。

そして!!!!!

見てください!!!!!!

このモデルには、ジョーンズ・キャリバーが

搭載されているでは、ないですか~!!!!

(もちろん、復刻ムーブメントです)

この「ザ・クラッシック」と呼ぶにふさわしい

ムーブメント・・・・・

いい!!!!

実にいい!!!!!!!(笑)

ロービート(18,000振動=5ビート)に

大型のテンプにチラネジという、

お約束な感じが、たまりませんね~!!!

(ハイビートの磨耗の問題を考慮して、ロービート

が主流な時代には、時計の進み方を出来るだけ

一定にするために、大型のテンプを使って

いました。)

そして極め付けが、コレでもか!ってくらい

の長い緩急針です。

(微調整がしやすくなっています。)

当時のムーブメントを忠実に再現している

事もあって、かなりイケている美しい

ムーブメントではないでしょうか。

最近、こういうムーブメントを見ると、

妙に嬉しくなるのは、

私だけでしょうか??????