オーバーホールとメンテナンスサービス

2015.04.11

こんにちは。

COMMON TIME元町です。

店頭でよく頂くご意見に

「オーバーホールは高いから

 部分修理だけでお願いしたいのだけど・・・」

というものがあります。

まず、

修理の種類について お話しますと・・・

各ブランドのざっくりとした

修理金額が分かるリストには大体

オーバーホール(コンプリートサービス)

メンテナンスサービス

二つの修理について載っています。

この2つの違い。

みなさん ご存知ですか?



オーバーホール

外装からムーブメントまで

全部品を分解・洗浄・摩耗部品を交換し

新しい油を注しながら

調整し組み立てます。


完全にリフレッシュですね

一方メンテナンスサービス

不具合のあった箇所の修理

外装のチェック等の作業です。

いわゆる部分修理。


この文章だけ見ると

「じゃあ部分修理で良いじゃん」

と考えがちですが


上の写真をご覧ください。

ブライトリングキャリバー01ですが

この機械を例にとると

約350個のパーツが使われています。

最もわかりやすい例として

秒針の歯車は1分に一回転

分針の歯車は60分に一回転

時針の歯車は12時間に一回転

全てのパーツが

動くリズムが違います。

これだけの多くの部品が

複雑にかかわりあって

時計を動かしていますので

目に見えている部分だけが

不具合の原因とは限りません。



メンテナンスサービスで希望していても

時計の具合によっては

オーバーホールを勧められたりすることも

もちろんあります。

ただ これは大切な時計を

末永くお使い頂くための

必要作業ですから

店頭での精度チェックとは別に

おおよそ4~5年毎(機械によって違いがあります)の

オーバーホールをおすすめします。

修理の流れなどは

スタジオ ブライトリングのサイトに

動画も付いて分かりやすく出ておりますので

ご覧いただくと

オーバーホールに約一ヶ月かかる理由も

納得できますよ。