上弦の月

2015.01.27

こんにちは。

COMMON TIME元町です。

今日は月齢で言うと

上弦の月にあたります。


言葉で表すと 難しいのですが

一言で言うと

満月に近づいていく状態での半月を

上弦

満月から欠けていく途中の半月を

下弦といいます。

月の面白さは 表情の変化を

日々確認することが出来ることでないでしょうか。

そもそも月は一般的に

29日12時間44分2.8秒で一巡りします。

なぜ一般的にという表現かと申しますと

地球の周りを回る月の軌道は楕円で、

地球の引力・惑星の引力の影響を受け

複雑な動きをしているため一定ではありません。

先の数字は平均値なのです。

ちなみに1601年から2400年までの800年間を見てみると、

下記のように

かなり差があります。

最も月齢が短かったのは


1708618日に始まるもので

29日と6時間3130秒)

最も月齢が長かったものは


16101215日に始まるもの。

29日と19時間5858秒)

ロマンです。

しかし この月齢を時計に採用すると

当然誤差が出てくるわけで

修正しなくては なりません。

この修正をどれくらいの頻度で行うかが

技術力・こだわりとなるわけで

通常の腕時計は

2年7か月に一回ですが

ジャガールクルトのムーンフェイズの場合

全てのモデル

122年1回。



IWCのダブルムーンフェイズなどは

577年に1回。

577年は無理ですが

122年に1回の修正には

しがみついてでも

立ち会ってみたいと思うのは

私だけでしょうか。

なおランゲ&ゾーネからは

1058年に1回という

リヒャルトランゲ パーペチュアルカレンダー

テラ・ルーナというモデル。

いやいやジャガールクルトの

置時計アトモスは

3821年に1回。

夜も眠れません。