IWC パイロットウォッチ マークシリーズについて①

2020.10.22

皆様こんにちは!
一気に気温も下がり、秋らしい季節になってきましたね。
慌てて衣替えをされた方も多いのではないでしょうか(笑)
本日はIWCでも特に人気の高いパイロットウォッチ/マークシリーズについて書きたいと思います。

IWCと言えば、ドイツとの国境近く”シャフハウゼン”で1868年に創業された老舗ブランドでドイツ バウハウスデザインの流れも汲むまさに質実剛健といったイメージにふさわしい時計を作り続けています。
そんなIWCの中でもとりわけ愛好家の多いマークシリーズですが、現行品はマークⅩⅧつまり18代目です。
ところがマークⅠから代々製造され続けてきたわけではないのです。

マークシリーズの原型とも言えるモデルが、1936年に発売されたモデルで時間計測の為の回転ベゼルを搭載していました。
当時は”マーク”という名称ではなかったものの、後にマークⅪが発売されたあとにマークⅨと命名され、マークシリーズとしては一番最初のモデルとなるのです。


その後、1945年にイギリス空軍の軍用としてマークⅨの後継モデルが制作されました。
軍運用の為、防水・耐圧が強化され、より過酷な環境に耐えられるモデルとなっています。
回転ベゼルはここで廃止されました。こちらも後にマークⅩと呼ばれるようになります。

このマークⅨ、マークⅩは軍用として作られていた為、一般流通はほとんどしておらず、特にマークⅨはコレクターの間で幻のモデルと言われています。

そして1948年、愛好家の間でも名機と謳われるマークⅪが発表されました。2017年には、トリビュート マークⅪとして世界1948本の限定販売もされましたね!

アルバート・ペラトン氏(後にペラトン式自動巻機構を考案)が設計した手巻き式ムーブメントcal.89を搭載、後のマークシリーズの原型とも言える文字盤のレイアウト、優れた耐磁性を備え爆発的な人気となりました。
ちなみにこのマークⅪ、文字盤に「T」マークがあり、夜光塗料にトリチウムを使用していることを示しています。

 

 

 

3モデル書いただけでこんなに長くなってしまいました(笑)

続きは「IWC パイロットウォッチ マークシリーズについて②」に書かせて頂きます。

よろしければこちらも併せてご覧いただければ嬉しいです!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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