皆さん、こんばんは。
さて、バーゼル&ジュネーブの新作も
まだまた続きますが、今日はちょっと
息抜きに、アメリカズカップの観戦に
ついてお話します。
ジラール・ペルゴ社が、アメリカズカップに
チャレンジしているBMWオラクルレーシング
チームのスポーンサードをしている
ということは、以前にもお話ししたと思います。
そして、今回ジュネーブサロン後に、
ジラール・ペルゴ社からスペインの
バレンシアで開催されているアメリカズカップに
招待していただきました!!!!!
(挑戦権を賭けた、ルイヴィトンカップ観戦です)
日本からは、雑誌3誌の編集者とカメラマン、
それからジラール・ペルゴをがんばって
売っている(笑)ショップ4社が招待されたのです。
BMWオラクルレーシングのブース↓に
全員お揃いのアメリカズカップの
GP(ジラール・ペルゴ)スタッフジャンパーを
着こんで、入っていきます。
ブースのテラスからは、海が一望です。
そして、下に停まっているクルーザー(右側)
に乗って、海の上でレースを観戦できると
でかっっっ!!!!(笑)
3階建てじゃん!!!!!!
「日本チャレンジ」の時のクルーでもあった
早福(そうふく)さん↓が今回のBMWオラクル
レーシングチーム(BMWO)のクルーをしている
一緒に写真も撮っていただいちゃいました~。
レース直前のあわただしい中、丁寧に撮影に
応じてくださいました。
感激です!!!!!
早福さん、本当に有難うございました。
ところで、「日本チャレンジ」といっても、
ピンと来ない方も多いのかもしれませんね。
かつて、日本からも、このアメリカズカップに
名乗りを上げている時代があったのですよ。
ご存知ですか????
まさに、バブル真っ盛りの92年から始まり、
95年、2000年と、3回に渡りチャレンジ
していたのですね。
そして、92年の最初のチャレンジで、
日本艇は、クリス・ディクソン氏をスキッパー
(艇長)に迎え入れ、なんと、いきなり4位
と言う快挙を成し遂げてしまったのです。
これって、実はすごいことなのですよ。
なんてたって、今回初参加の中国艇は、
ダントツのビリですから・・・・(笑)
その当時のヒーローであった
「ミスター・アメリカズ・カップ」を知っている方は、
今となっては、かなり少ないでしょうね。
アメリカ艇の名スキッパー、デニス・コナー氏
こそその人なのです。
(「アメリカズカップを失った男」、そして、
「アメリカズカップを再びアメリカに持ち帰った男」
として、有名です。)
当時、日本チャレンジを応援するとともに、
デニス・コナー氏にも強烈に魅かれていたのを、
懐かしく思い出します。
83年にオーストラリア艇に負けてカップを
失ったデニス・コナー氏は、86年には、
カップを再びアメリカに持ち帰ることになります。
このときデニス・コナー氏のアメリカ艇に、
ニュージーランド艇のスキッパーとして
ファイナルラウンドで対決したのが、
クリス・ディクソン氏だったわけです。
そのクリス・ディクソン氏が、今回アメリカ艇の
BMWオラクルレーシングチームのスキッパー
になったのですから、なんとも不思議な縁を感じます。
カップを再びアメリカに持ち帰るために・・・・
大分話がそれてしまいましたので、
ちょっと、元に戻しますね。
さてさて、いよいよ各チームがブースから
BMWオラクルレーシングもテーマソングの
流れる中、大声援とともに、ボートに引かれて、
出航していきます。
どうでもいいんですが、
めちゃめちゃ格好良いんですけど・・・(笑)。
チームのヨットのすぐ後を、私達もクルーザーに
見てください、この大観衆を!!!!
そして、何を勘違いしているのか、
関係ない私達にも大声援が届きます。
しかも、意味なくそれに応えて、
手を振り返してしまっている私達一行。
私達は、一体何様のつもりなのでしょう?(笑)
三階建てのクルーザーに20人くらいしか
乗船していなかったので、それはそれは、
くつろぎの世界でした。
また、デッキにには、ドリンクバーまで
設置されていて、至れり尽くせりです。
天気が良かったせいで、誰も使わなかった
なんと、セレブなクルーザーな事!!!!
BMWオラクルレーシングのヨットと併走し、
いやいや、ホント格好良いですねー。
クルザー中には、こんなくつろぎの空間も・・・
ヨット観戦抜きでも、最高の天気と
シュチュエーションです。
さて、いよいよスタート体制に入っていきます。
今日の対戦相手は、南アフリカ艇です。
ヨットのレースは、スタート前の10分間が
とても大切な時間になるのですね。
そして、この10分間の間に、対戦艇との
ポジション争いをすることになります。
スタート直前の2~3分は、とにかく相手
の進路を押さえ込んだり、相手の風を妨害する
位置に入ったりしながらのデットヒートが
繰り広げられます。
そして、いかに時間ぴったりにスタートラインを
切れるかを、戦略的に考えながら、
位置取りをしていくのです。
(時間より早くスタートラインを過ぎてしまった
場合は、もう一度戻って、再スタートします。)
ロレックスの新作のヨットマスターⅡ
が、
大いに役立ちそうな場面ですね。(笑)
そして、BMWオラクルレーシングは、絶妙の
タイミングで最高のスタートを切りました!!!
この瞬間、船上からも大きな歓声が上がります。
レースは、一時、南アフリカ艇に大きく差を
つけられて、勝利をあきらめた場面も
有りましたが、(このまさかの番狂わせに、
プレス用ボート内では、大騒ぎだったらしいですが)、
最後に挽回しての、勝利は
これまた、超感動ものでしたよーーー!!!!
ゴールした後にも、応援している私達の
クルーザーに、挨拶に来てくれるのも、
いや~、本当に、良くがんばってくれました!!!!
最高~!!!!
レースを終えたクルーが、ヨットとともに、
ブースへ帰ってきたばかりのあわただしい中、
「そうふくさーーーーん!」と呼んで
なんと、お疲れのところ、手を振ってくださる
じゃーないですかーーーーー!!!!!
本当に、良い方ですねーー。
(こんなことだけでも、すっごく嬉しかったりします)
お疲れ様でした~!!!!!
セールの下につく横たわっているポール
(なんと言うのかわかりませんが・・・笑)
に、ジラールペルゴのロゴが、ばっちりと
入っているのが、分かりますね。↑
(写真をクリックすると、大きくなります)
このレースの勝利で、BMWオラクルレーシング
は、総合順位の単独1位になりました。
現在も、無敗で1位をキープしています。
最終結果が楽しみですね~。
(順位は、こちら
で分かります)
次回、アメリカズカップ②
へ続く