皆さん、こんばんは。
以前、CHARMY TANAKAのイベントに
山田五郎さんに来ていただいた事がありました。
非常に気さくな方で、時計のことも凄く詳しいのですが、
それ以外の、ありとあらゆるモノの薀蓄といったら、
それはそれは脱帽ものです。
とにかく、ご一緒させた頂いて、すっごく楽しいひと時
を過ごさせて、頂きました。
そんな山田五郎さんが、イベント後に中華街で
一緒に食事をしていた時に、
「東京ものが、その当時緊張して、襟を正して
遊びに行った町が、日本には2つあった」
という話をしてくださいりました。
ひとつが京都で、もうひとつが横浜だったのだとか。
へー、意外ですね。
われわれ、東京の背中を追っかけていた世代には、
ちょっと、ビックリです。
その当時とは、1960年代の横浜のことです。
米軍の住宅が本牧(ほんもく)にあり、とにかく横浜が格好
良かったという時代だそうです。
東京の遊び人(って言い方もなんですが)が,
こぞって横浜に遊びに来ていた、そんな時代が
あったのですね。
そして、その60年代の本牧(ほんもく)に
ゴールデンカップという、ライブハウスがあったのを
ご存知の方は、失礼ですが結構なお年のはずです。(笑)
(現在でも、在りますが)
当時は、欧米の音楽がリリースされてから、日本に
入ってくるまでに、半年くらいのタイムラグがあったそうです。
その時代に、本牧の米軍ハウスから、いち早くレコードを手に入れ、
リリースと共に、コピーをして演奏していたのですから、
評判になるのも当然といえば、当然だったのかもしれません。
このライブハウスで、米軍相手にライブをしていた
バンドが、そのまま店の名前を掲げてメジャーデビュー
をしてしまったのが、「ゴールデンカップス」です。
カップスの結成された66年は、くしくも私の生まれた
年でもあります。
そして、67年ついにカップスがデビューしました。
この、「THE GOLDEN CUPS ONE MORE TIME」
という本は、カップスの結成からデビュー、メンバー
の入れ替わり、メンバーのその後の活動、当時の
横浜の状況までを書いた、すっごく、面白い本です。
カップスといえば、ただのグループサウンズぐらいに
思っていた私にとっては、衝撃の一冊でした。
同名の映画が放映されたのが、昨年の1月頃だった
と思いますが、その映画を、「絶対に見たほうが良い!」
と薦めて下さったのも、当然、山田五郎さんでした。
そして、その映画を見てから、カップスと60年代の
横浜にはまりまくってしまったわけです。
映画の後半は、カップスの再結成ライブになっているのですが、
コレがまた、めちゃめちゃ格好良い!
映画を見終わって直ぐに、先ほどの本と、この
「ザ・ゴールデンカップスのすべて」という本を、
買ってしまいました。
それくらい、私にとっては古くて新しい、新鮮な
時代に写ったのです。
この辺の話題は、話しだすと止まらなくなってしまうので、
気が向いたときに続きをやりたいと思います。
(時計と全く関係ないので、すこし遠慮がちなテーマ
として・・・・)
まずはともあれ、こんな面白い横浜を教えてくださった、
山田五郎さんに感謝!感謝!です。
山田五郎さん、本当にありがとうございました。