皆さん、こんばんは。
さてさて、上野の東京芸術大学大学美術館にて
シャガール展が開催されているというのを、
皆さんはご存知でしょうか???
ま、知っている方も多いでしょうね。
でも、行かれたという方は、まだ少ないのでは
私は、早速行って来ましたよ~!!!
いつもこういったものは、会期の最後に
駆け込みで行くことが多い私も、今回ばかりは
始まったばかりだというこの時期に、
行ってしまいました。
というのも、シャガールは私の大好きな画家
の一人なのですね。
というか、一番好きな画家かもしれません。
結果から言いますと、すっごく良かったです。
今回のシャガール展の特徴は、3つあると
思います。
ひとつは、シャガールが生前に希望していた通りに、
自分の絵とロシアの前衛的な画家達の絵を
一緒に並べて展示したという点。
ロシア アバンギャルドの巨匠達と、
ロシア時代のシャガールとの係わり方を
考慮し、それぞれの絵と当時のシャガールの
絵を対比させて飾る方法など、とても興味深い
内容でしたよ。
そして、ふたつ目は70点にも及ぶシャガール
の作品が見ることが出来るとともに、
シャガールが手がけた歌劇「魔笛」の
舞台美術シリーズが日本で初公開されたという点。
これも、大変興味深いものが、
多く、とっても感激しました。
そして3つめが、シャガールの初期~晩年に
かけての作品が一同に見れるという点です。
私が、シャガールという画家を好きな理由は、
彼の沢山の思いが多くの絵に込められて
いるということです。
そして、その思いが見る者に大きく
訴えかけてくるのですね。
故郷への思い。
ユダヤ人としての差別への思い。
最愛の妻ベラへの思い。
そのベラを亡命先のアメリカで
失ってしまった悲しさ。
(↑の絵は、ベラを失った翌年に描かれた
ものです。)
更には、シャガールの宗教観・・・・・
どの絵にも沢山の複雑な思いが
込められていて、引き込まれて
しまうのですね。
もし、絵を見るのが好きな方がいらしたら、
是非行ってみて下さい。