皆さん、こんばんは。
さて、今日はクロノグラフ(ストップウォッチ付き)
の時計の色々な使い方について、
お話したいと思います。
良くクロノグラフをお買いになった方から、
「ストップウォッチって、実際使わないよね?」
という声を聞きます。
「カップラーメン食べるときに、計るのに便利です」
(笑)なんていうのが、通常の例なんですが、
でも、ちょっと待ってください。
実際には、もっと優れた使い方が、
多くのクロノグラフの文字盤の外側やべゼル
には、見慣れない数字が入っている事に
気が付いているでしょうか???
そして、その数字には、いろんな意味が
あるのです。
多くのクロノグラフには、「タキメーター」が
付いています。それから、「テレメーター」や
「パルスメーター」が付いているものも
あります。
それでは、今日は、「タキメーター」の
付いている時計の便利な使い方を、
お話したいと思います。
↓文字盤の外側に、「TACHYMETRE」
(写真をクリックすると、大きくなります。)
さて、このタキメーターは、9秒のところに400
と書いてあります。
13秒当たりには、300
15秒のところに、240
30秒に、120。 45秒に80・・・・
でも、どうやって使えば良いのでしょうか?
「タキメーター」は、ひとつの単位の経過時間を、
ストップウォッチで計測し、ストップしたときに
指している数字で、1時間当たりにどれくらいに
なるかが、わかる仕組みのものです。
例えば、1km走るのに、9秒かかったとします。
9秒のところに、「400」と言う数字が書いて
ありますので、時速400kmで走っている
ことを示しているのです。
何だか、変な説明ですが、
わかるでしょうか????
さて、そこでもっと身近な使い方です。
たとえば、今日友達と食事に行く約束を
していたとします。
ところが、帰ろうとしたら上司から突然仕事を
言いつけられました。
嫌ですねー!!!あのくそ部長!!!!(笑)
どう見ても、時間通りには、行けそうに
有りません。
果たして何時頃いけるのでしょうか???
たとえば、オープニングレセプションの
招待状を、240部、封筒に入れて、
封をするという仕事だとしましょう。
1部封入する時間を、ストップウォッチで
計ります。
1部作るのに30秒だったとします。
30秒のところには、120と書いてありますので、
1時間に120部作れると言うことなのです。
って事は、240部作るには、2時間
かかるわけです。
そこで、あなたはお友達に電話して、
「2時間後に会社を出れるので、適当に始めてて」
と言っておけば良いわけです。(笑)
考えてみれば、いろいろな使い方が
できると思いますので、有効に利用してみては、
いかがでしょうか????
さて、タキメーター以外の「テレメーター」や
「パルスメーター」については、
また次回お話します 。