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ブライトリング・ファクトリーツアー2010①

2011.09.18

皆さん、こんばんは。

さてさて、昨年の6月に行ったブライトリングの
ファクトリーツアーの紹介を後日やりますと言って、
とうとう1年以上経ってしまっていました~(笑)

エアーショーの紹介だけして終わっていたと

思いますが、実は大事なのはこっち

なのですね。(笑)

そこで、遅ればせながらファクトリーの模様を

今日から少しずつ紹介していきたいと思います。

(途中で終わったら、ご指摘くださいね)

まずは、お決まりのブライトリングのファクトリー

の入口での「ハイチーズ!!!」
ウォッチ ホリック watch holic  

このブライトリングのファクトリーは、多くの

ブランドのファクトリーがあることで有名な、
スイスのラショードフォンというところにあります。

時計好きの方には、よく知られた地名ですね。

そして、この工場は「クロノメトリー」と呼ばれ

ているのですよ。

ブライトリングの工場の中は、外と気圧を変えていて

扉を開けたときにホコリが中から外に出るよう

に設計されているというから驚きです。

これは、医療機器メーカーで使うような設備だそうです。

いや~!!!凄いですね~!!!!

さてさて、中に入るとこんな感じです。
ウォッチ ホリック watch holic  

さすが、ブライトリング、

おしゃれですね~!!!!

とてもファクトリーとは思えません。

私たちは、まずミーティングルームで工場長の

イヴァン・イエリーさんのお話を伺いました。
ウォッチ ホリック watch holic  

ここ北館は2001年に出来て、2007年には

南館が出来上がり、4000㎡になったそうです。

北館では組立を、南館では部品製造をしている

とのことでした。

現在ブライトリングで使われている

自社ムーブメントB01の開発には、およそ5年の

月日をかけたという話や、一部ETAムーブやDDの
モジュールも今後も使っていくという話など、
実に興味深い話が多く有りましたよ。

多くの人の関心事のひとつ2011年問題の影響で、

ETAムーブメントは昨年から完成品でしか手に

入れられない為、現在は全て一度ばらして再度手で

組み上げるという大変な作業をしているようです。

当然、コストも大幅に上がっているはすです。

ここまで手をかけて組み上げられたムーブは、
6姿勢での調整がきちんとされていますので、

自社ムーブではなくても安心感が高いですね!!!

さて、最高レベルのムーブメントを5~10万個

量産出来るブランドは、ロレックスと

スウォッチグループとブライトリングしかない

と言われていますが、そのために数千万フランの

投資をしたということから、やはりブライトリングの

底力がうかがえます。

この後工場長の話を終え、

いよいよファクトりー内に入って行くのですが、

と、その前に・・・・

ウォッチ ホリック watch holic  

このへんてこりんなマシーンに足を突っ込め

と言うことらしいのです。

ん????

なるほど・・・・
ウォッチ ホリック watch holic  

靴から、埃が出ないように靴カバーをする

のですね。

埃に対しての気遣いぶりは、今まで見た

どのファクトリーとも比べられないくらい

神経を使っているというのが解ります。

やはり、すごいぞブライトリング!!!(笑)

少し、奥へ進むと中国の有名なザンギャンフォア

という作家が作った大きな人形が有ります。
ウォッチ ホリック watch holic  

説明では、メイド イン チャイナはこれひとつで

充分だということでしたが、こういった茶目っ気が

ブライトリングらしくていいですね。

そして、いよいよモノ作りの現場に・・・・

ウォッチ ホリック watch holic  

しかし、ご想像の通りファクトリー内での撮影は

禁止ですので、この後は写真はなしでの

説明になりますことをご了承ください。

まず、最初に入ったのがブライトリングの心臓部、

設計室です。

設計はジュネーブでされて、クロノメトリー内の

設計室でCADを使って部品の製造工程等を

考えながら、設計の変更と3D化をするそうです。

ちなみに、ブライトリングの自社ムーブメント
B01の部品の数は、364個というから

驚きです。

そして、ブレゲヒゲでも平ヒゲ(※1)でも
動くように設計されているというから、
これまた今後のバリエーションが
楽しみでなりませんね。

今後は、B02、B03なんていう新しいムーブメントの

展開の可能性も有り得ると言っていたので、

こりゃ、目が離せませんね~!!!!!!

このまま続けていると、眠れなくなってしまうので、

とりあえず、第1回目はこのへんで終わります。

次回も楽しみにしていてくださいね~!!!

(※1)=ブレゲひげ、平ひげ
柱時計の振り子の役割に相当する
テンプについている小さなスプリングを

ひげゼンマイといいます。

このひげゼンマイがテンプを一定した速さで

安定的に動かすわけですが、平ヒゲという
普通にクルクル巻いたスプリング
を使うよりも、外側を少し持ち上げて、
内側に曲げたブレゲひげのほうが
安定感が増します。
ただし最近のヒゲゼンマイは素材にも優れ、
またハイビート化が進んでいることもあり、
平ヒゲでも問題はないというブランドも
増えています。

→ブライトリング・エアショー①の過去ブログへ