皆さん、こんばんは。
さて、皆さんは、1785万円の時計といったら、
どんな物を想像するでしょうか?
キンキラ金のダイヤが一杯入ったようなものを
想像する方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし金でもプラチナでもなく、ダイヤも
入っていない、極めつけに皮ベルトモデルで、
1785万円の時計があるといったっら、
どう思うでしょうか?
そんな時計を今日は、ご案内します。
↑これです!
うおーーーーー!格好良いですねーーー!
しかし!知らない人が見ると、せいぜい高くても
100万円くらい?
なんて言われそうです。(笑)
この時計の何処にそんな価値が
あるのでしょうか?
実は、この時計は、トゥールビヨンという
超複雑機構を搭載した時計なのですよ。
でも、一体トゥールビヨンとは、
何なのでしょうか?
少しだけ説明しますね。
機械式時計には、姿勢差というものが
あるのは、皆さんご存知でしょうか?(
知っている!という方も、もう少しだけ、
お付き合いください(笑)。
機械式時計の場合、最初の写真の時計
(文字盤が天井を向いている)の状態と、
この↑ような(時計を横に向けている)状態では、
重力の影響を受けて、時計の精度が
変わってしまうのですね。
きちんとしたブランドは、精度のテストを
6通りの姿勢で、やるのは、
そのためなのです。
そんな、時計の姿勢差を少しでも、
なくそうと考えられたのが、このトゥールビヨンです。
6時と9時の間にある、窓の中で、脱進機が
1分間に1周回っています。
これによって、重力の掛かり方を、一定にしてしまおう!
という事なのです。
このトゥールビヨンの機構が付いていると、
大体1000万円は、超えてきてしまうのが、
時計業界では、常識なのですよ。
ご存知でしたか?
機械式時計の魅力は、こういった、機械への
こだわり以外の何者でもないのです。
さて、それでは、この写真の時計について、
少し説明します。
ジラール・ペルゴのフライングトゥールビヨン
(キャリッジを固定するブリッジがありません)
です。
価格は、しつこいですが、1785万円です。
しかも、この超複雑機構を3000メーター防水
のケースにつめてしまいました!!!!
凄すぎです。
そんなわけで、ケース径44mm、
厚さ20.29mmという迫力の存在感です。
しかもケースは、チタンケースで、この手の
時計にありがちな、ちょっと重いんじゃない!
っていうわずらわしさから開放された、
軽くて使いやすいモデルです。
って、これじゃー日常使いが出来ちゃうジャン!
そうなのです。日常使いが出来るトゥールビヨン
なのですね。
絶対、ありえない!(笑)。
そうはいっても、1785万円の時計を
日常使いするなんて、やっぱり出来ない!
という方に朗報です。
1785万円のトゥールビヨンを買うと、
↑この時計がオマケについてきます(笑)。
トゥールビヨンが世界限定で32本(日本には2本)
しか作られないので、このオマケ時計は
世界一希少なステンレスモデルになってしまいました。
そして普段は、コレを使えばよいわけです(笑)
このオマケ時計は、実はアメリカズカップの
BMWオラクルレーシングの関係者にしか
作られないモデルです。
ヨットのクルーは、17人なのでクルーに
一番近い番号18番がオーナーに与えられます。
ちょっと、そそりますねー(笑)
そして、この模様は、ヨットのクルーが着用する
ガーメントスーツの個人番号のデザインと
同じです。
(ちなみに、クルーは自分の番号の
この時計を持っています。)
いやーーー、やられました!
もう、それだけです。(笑)