皆さんこんばんは!!森崎です。
約3ヶ月前に取り扱いを開始したジャンルソーのオーダーベルトの評判がとても高く、既に2本、3本と注文を入れてくれたお客様もいらっしゃるくらいです(ノ゚ο゚)ノ 実にありがたい!!
私どもから見ても価格以上の質感で、本当にとても良く出来ています。そして何より完成品は、ある程度想像の世界にもなるので、出来上がるのがとても楽しみで、上がってくるたびにスタッフ皆で盛り上がっています!!
そんなジャンルソーと取引を開始する前より、ジャンルソーのP社長から『いつでも赤羽橋にあるアトリエに遊びに来て下さい!!』なんて言って頂いていたので、行きたくてうずうずしてしまい、遠慮なく本当に行かせてもらいました。それも前日に電話して…
いきなり作業風景です!!
日本にあるアトリエでは、現在5人の技術者がいるようで、写真の一番奥にいる技術者がフランスの本社より来ている方です。難易度が高いものなどの判断は、全て彼が判断する感じです。
スイスにてケースや文字盤、ブレスレットの制作、ムーブメントの組み立て等を見させてもらった事や、国内でオーバーホール等のアフター作業を見させていただいた事はありますが、ベルト制作は今回が初めての為、とても新鮮です。その為かなり接近して見せてもらいました。技術者の方、すみません…
じゃーん、何だか分かりますか? そうです、ワニです(`∀´) 子供のようなので少し小さいですが、とても希少なアリゲーターです。
ベルトサンプル一覧が張り出されていましたが、私どもの店頭にあるものよりあきらかに種類が多い!!とP社長に軽くクレームをつけたところ、現在店頭では約80種類の展開を、近いうちに140種類に増やしてくれるとのこと。とても楽しみです。
これはベルトの中に入っている芯です。ちなみにこの芯の厚さは6ミリ、ベルトによって芯の厚さを変えるため、とても多くの種類の芯が並んでありました。
ベルトをカットする機械です。この機械にカットする形のカッター(下に横並びになっているもの)をセットして、型をとります。
この型の形をしたカッターだけでも何十種類もありました。こういうもので型をとっているとは知りませんでした。
少しわかりずらいかもしれませんが、ベルトの穴あけ工具です。穴の大きさ、形、穴の数等はみなさまざまですが、これまた数十種類あり、この工具を機械にセットして、ズバッといきます。ちなみにパネライのベルトに見られる横長の独特の穴も、工具がありましたので問題なくOKです(o^-‘)b
ベルトの裏に刻印を入れる機械です。ジャンルソーの刻印型はありましたが、他にも色々あったので、高級ブランドの型を見つけようと触ろうとしたら、見つかって触らせてもらえませんでした…
最後にミシンです。とはいえ最近お客様が作ってくれたものを見ると、ミシン縫いも良いですが、手縫いはもっと味があり、お勧めです。
こんな感じで一つ一つの工程作業を説明してもらい、とても満足でした。ジャンルソーのP社長、そして技術者の方々、本当にありがとうございました。そしておじゃましました(;^_^A
このジャンルソーのオーダーベルト、一人の技術者が一日に出来て3~4本らしいのです。それを聞いてどれだけ手間がかかっているかをもの凄く感じ、この価格設定で良いのかな?と心から思いました。
既に作っていただいた方、これから作られる方、技術者の時間と手間がとても込められているベルトなので、愛着を持って使ってあげてください!!